平成30年5月29日 地域住民説明会
写真 : タウンニュース平塚版より
少し話が前後しますが、
去る平成30年5月29日(火)に花水公民館に於いて行われました
「湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・運営管理事業 地域住民説明会」について報告致します。
我々はこの説明会の前に、少しでも多くの住民に足を運んでもらおうと、
近隣店舗などにお願いをして自作のチラシを掲示させていただき、事前の周知を図りました。
その甲斐もあってか、当日は平日の夜にも関わらず参加者は130人を超え、
市の担当者が慌てて足りない資料を追加で印刷するほどの状況となりました。
タウンニュース平塚版より -
住民130人意見続出 龍城ケ丘プール跡地説明会
↓↓↓
https://www.townnews.co.jp/0605/2018/06/07/435115.html
説明会は
Ⅰ 海岸エリア魅力アップチャレンジについて
Ⅱ 龍城ケ丘ゾーンの方向性
Ⅲ 龍城ケ丘ゾーン公園整備と地域住民とのこれまでの流れ
Ⅳ これまでいただいた意見の反映について
Ⅴ 整備・運営事業者を募集する条件等について
という流れで行われました。
Ⅰについては当HPにもリンクが有るのでご覧になっていただきたいと思います。
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/pres20160023.html
Ⅱでは市の考える龍城ケ丘ゾーンの方向性として、
「海の眺望を楽しめるカフェなどの便益施設」「トイレ」「ビーチパークをつなぐボードウォーク」「駐車場」
「地域や海にまつわる文化等の情報発信機能を設け、にぎわいを創出」などが示されましたが、
内容としては、示された言葉を使っただけの、
134号を通る車が立ち寄るための道の駅のようなものでした。
(実際の規模は存在する多くの道の駅より巨大なものです)
参加者からは「それは公園ではない! 道の駅だ!」 「地域住民の為にはならない!」などの声が相次ぎました。
Ⅲでは平成28年8月、平成29年11月、平成30年1月、平成30年2月と4回に渡り行われてきた説明会についての経緯が説明されましたが、
ここでも参加者からは「毎回説明が変わる」「意見を言っても何も反映されない」「ただ既成事実を作っているだけではないか」など厳しい意見が飛びました。
Ⅳでも同じように「『植林を出来る限り残す』と言う表現では曖昧すぎる」「何に関しても『できる限り配慮し~』や『~に努め』といった表現では不安が残る」という意見が相次ぎました。
平塚市が推し進めるPARK-PFI法による民間企業の事業ベースという、このエリアの開発となる、見えない恐ろしさに不安が募るばかりとなり、
「月次ベースで報告会をして欲しい」などこのままでは好き勝手やられてしまうのではないかという住民の気持ちが多く表れました。
Ⅴの話でも「公募設置等指針は非公表」「選定委員は非公表」など住民の思いを逆なでするような発言が目立ちました。
結果、終了予定時間を大幅に超えても声が上がり続け、
平塚在住の老婦人が発した
「こんな立派な海があるのに施設のことばかりで、海の素晴らしさ、自然の素晴らしさに全く触れていない、施設はどこにでも造れます、でも海は造れますか?
こんな立派なものを造らなくても海があれば十分です!」と言う発言には大きな拍手が湧き、涙を流す方もいらっしゃいました。
落合克宏市長は翌日の定例会見で
「まだまだ地域の方々の不安は払拭されていないと感じた」としながらも、
6月市議会に提出する一般会計補正予算案にこの整備・管理運営費として今後20年間で12億円を支出する債務負担行為を盛り込みました。
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/page02_e00001_00379.html
今後、平塚市は説明会を続けるということですが、
ここまでの意見交換会や説明会での、住民の意見は一切組み込まれず、
何も状況は変わっていないのが現状で、
粛々と計画を進めている形です。
落合克宏市長はじめ、平塚市はこのまま市民の意見を無視し続けて、
計画を進めてしまうのでしょうか?
我々の会として3度提出させていただいた要望書の内容と市の回答もこちらにリンクしました。
お時間あるときにお読みください
http://ryujo.info/img/youbousho_kaitou.pdf
5月の説明会の後に提出させていただいた3度目の要望書の回答は、、
丁重かつ遠回しに “お断りな回答” が多く、
とても悲しい気持ちになりました、
このような内容に皆さんはどう思いますか?
立ち寄り所という道の駅を作るのではなく、
地域住民の意見が反映され、
みんなに愛される自然豊かな公園を
住民と市政で作れたら本当に素晴らしいことだと我々の会は思っています
写真は平塚八景の一つ、 平塚砂丘の夕映えでの1枚です。
この場所は廃墟でも空き地でもありません、
美しい砂丘と緑あふれる海岸です。
すでにこの場所を愛し、
憩いの場所として、生活の一部として大切に過ごしている方がたくさんいます。
長年このエリアで生活してきた人々にとっても、歴史と多くの思い出の詰まっている場所なのです。
プール跡地を含めたこの一帯、
今ある素晴らしさを活かした ” 整美 ” こそが
本当の魅力アップではないでしょうか?
皆さんの意見、一人一人の声が今、
この平塚市という街が持つ、素晴らしい海の未来には必要です
多くの方が関心を持ち、より良いまちづくりへ、
未来へ向けて、
市政に声をあげていきましょう!
海は市のものでもありません、
みんなの海なのです