海を知る

2019年6月17日UP | 会からのお知らせ

 

海を知ることはとても大事

 

平塚海岸沖

 

海は毎日、いつも美しく静かとは限りません、

 

ときに自然は人々が考えるよりも

大きく姿を変え容赦無くやってきます

 

平塚市龍城ヶ丘

 

大きなうねりは砂浜をえぐり、簡単に砂浜の地形を変えていきます

 

2017年10月 台風痕 平塚市龍城ヶ丘

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海は危ないから近づかないほうが良い、

そういう方もいるかも知れない、

 

しかし、もし本当に海からの危険を回避したいのであれば、

海を知ること だと考えます

 

できれば海で遊び、感じ、

子供達には多くの経験を自然の中で感じ取ってもらいたい

 

 

海が危ない、

ではなく、 海の何が危ないのか、

それを少しでも認識できれば

海への気持ちは変わり、猛威にも恐れず、対処を身につけ、

 

自然の美しさともに生きていけるはずです

 

ある意味、自然の中で暮らす私たちにとって、

何が危ないのか、最低限の知識も必要かと思います

 

このエリアの開発にともない、

市の提案には言葉重視に思われる内容が多く、本当にこの海がわかってないと思うことがあります

 

日々の危険性や、高波高潮、暴風、砂浜の侵食問題

開発の内容の前に、この海を知ることが大前提だと思います

この場所を開発する事業者にとっても、いいことばかりではないかも知れません

 

 

実際に2017年10月には開発の中心である龍城ヶ丘プール跡地まで

そこは砂防林がないため高波が押し寄せました

(この日の数値は、現在平塚市が想定している高波6.5mを超えています)

 

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私たち ひらつかの海を考える会では、

砂防林として機能している松を残し、砂浜を守る(養浜の継続)

自然をより多く残すことが、災害面の観点でも一番最善と考えています

 

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むやみに護岸工事でもし堤防にしてしまったら、

砂浜はなくなり、西湘バイパスのように台風のたびに大きな被害が出てしまいます

 

砂浜は本当に大切なんです

2020年にやっと、国も砂浜を保全するガイドラインを示すようです

2019年6月5日 NHK

 

今後、国が砂浜保護の方針へ向かうとわかった中、

平塚市はこの龍城ヶ丘プール跡地、改め龍城ヶ丘ゾーンの開発を

どのような方向へ進ませるのしょうか?

 

わかっていながら計画通りに松たちを切り、砂浜も護岸して

駐車場と商業施設にしてしまうのでしょうか?

どうなるのか、意識とセンスが問われていると思います

 

 

 

この海を知れば、開発の内容の心配点も自ずと見えてくるはずです

 

ここは街の真ん中にある平地ではありません

頭の中で作れるものがそこでできるとも限らないのです

なぜなら、ここは自然と隣り合わせの 海 なのです

海は誰にもコントロールできません

 

 

 

美しい自然と隣り合わせにいる、ということは

人々が考える美しい自然 とは反対に、

危険とも直面している場所でもあるのです

 

海を感じ、

海を知っていこう