海を知る
海を知ることはとても大事
平塚海岸沖
海は毎日、いつも美しく静かとは限りません、
ときに自然は人々が考えるよりも
大きく姿を変え容赦無くやってきます
平塚市龍城ヶ丘
大きなうねりは砂浜をえぐり、簡単に砂浜の地形を変えていきます
2017年10月 台風痕 平塚市龍城ヶ丘
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海は危ないから近づかないほうが良い、
そういう方もいるかも知れない、
しかし、もし本当に海からの危険を回避したいのであれば、
海を知ること だと考えます
できれば海で遊び、感じ、
子供達には多くの経験を自然の中で感じ取ってもらいたい
海が危ない、
ではなく、 海の何が危ないのか、
それを少しでも認識できれば
海への気持ちは変わり、猛威にも恐れず、対処を身につけ、
自然の美しさともに生きていけるはずです
ある意味、自然の中で暮らす私たちにとって、
何が危ないのか、最低限の知識も必要かと思います
このエリアの開発にともない、
市の提案には言葉重視に思われる内容が多く、本当にこの海がわかってないと思うことがあります
日々の危険性や、高波高潮、暴風、砂浜の侵食問題
開発の内容の前に、この海を知ることが大前提だと思います
この場所を開発する事業者にとっても、いいことばかりではないかも知れません
実際に2017年10月には開発の中心である龍城ヶ丘プール跡地まで
そこは砂防林がないため高波が押し寄せました
(この日の数値は、現在平塚市が想定している高波6.5mを超えています)
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私たち ひらつかの海を考える会では、
砂防林として機能している松を残し、砂浜を守る(養浜の継続)
自然をより多く残すことが、災害面の観点でも一番最善と考えています
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むやみに護岸工事でもし堤防にしてしまったら、
砂浜はなくなり、西湘バイパスのように台風のたびに大きな被害が出てしまいます
砂浜は本当に大切なんです
2020年にやっと、国も砂浜を保全するガイドラインを示すようです
2019年6月5日 NHK
今後、国が砂浜保護の方針へ向かうとわかった中、
平塚市はこの龍城ヶ丘プール跡地、改め龍城ヶ丘ゾーンの開発を
どのような方向へ進ませるのしょうか?
わかっていながら計画通りに松たちを切り、砂浜も護岸して
駐車場と商業施設にしてしまうのでしょうか?
どうなるのか、意識とセンスが問われていると思います
この海を知れば、開発の内容の心配点も自ずと見えてくるはずです
ここは街の真ん中にある平地ではありません
頭の中で作れるものがそこでできるとも限らないのです
なぜなら、ここは自然と隣り合わせの 海 なのです
海は誰にもコントロールできません
美しい自然と隣り合わせにいる、ということは
人々が考える美しい自然 とは反対に、
危険とも直面している場所でもあるのです
海を感じ、
海を知っていこう